井口行政書士
川西さま、「見守り契約」についてですね。お一人で生活されていると、もしもの時に誰にも気づかれないのでは、という不安は大きいかと思います。
川西さま
はい。娘には「週に一度電話するから」と言われているのですが、やはり少し心細い時があって...。
井口行政書士
ごもっともです。そんな不安を解消し、「いつも誰かが気にかけてくれている」という安心感を得るための準備が、この「見守り契約」です。
井口行政書士
見守り契約とは、川西さまのような方が、行政書士などの信頼できる第三者と結ぶ契約です。
具体的には、定期的な訪問や電話を通して、川西さまの安否確認と生活状況の把握を行うことを目的としています。
川西さま
定期的に連絡をくれるということですね。それは心強いです。
井口行政書士
はい。単に「元気ですか?」と聞くだけでなく、例えば、「最近、体調の変化はないですか?」とか、「生活で困っていることはないですか?」といった、日常の様子を継続的に確認させていただきます。
この契約は、まさに川西さまの「日常の安心」を支えるための、大切な「架け橋」のようなものです。
井口行政書士
この見守り契約は、「任意後見契約」とセットで結ばれることが非常に多いという特徴があります。
川西さま
任意後見契約、ですか...。
井口行政書士
任意後見契約は、将来、ご自身の判断能力が低下した時(認知症などでご自身で契約ができなくなった時)のために、財産管理や介護の手続きを誰に任せるか、あらかじめ決めておく契約です。
そして、この「見守り契約」が、その任意後見契約が始まるまでをサポートする、重要な役割を担います。
川西さま
始まるまで、ですか?
井口行政書士
ええ。私たちが日常的に川西さまを見守り、「そろそろ判断能力の低下が進み始めているな」という変化を適切に把握することで、最も適切なタイミングで任意後見契約を発動できるよう、家庭裁判所への申し立てをサポートする役割を担います。
井口行政書士
つまり、見守り契約は、現在の日常に安心を与え、将来の財産管理(任意後見)へスムーズに移行するための、二重の安心を準備するための賢明な方法なのです。
川西さま
それは安心だわ!認知症になってからだと手遅れですもんね。元気なうちに対策をするに越したことはないですね。
